上士幌町 道 央

【31年前】想い出の糠平温泉(ぬかびら源泉郷)と、レストラン「アリエスカ」

2020年2月17日

旭川から、帯広に向かう経路は、観光名所のオンパレードです。

その中のひとつ「ぬかびら源泉郷」を、今回は紹介します。
ここを詳しく知っている方は、道内でもそう多くはありません。
源泉郷で発行している、お散歩マップです↓

1.糠平温泉(ぬかびら源泉郷)の歴史・紹介

ヌカビラとは、「人の形をした崖」を意味した、アイヌの人々の言葉です。
その昔(大正8年)に、雪が降り積もった山中で、こんこんと湧き出る温泉が、発見されたそうです。
その温泉は、北海道東部にあります。
大雪山国立公園の森と、糠平湖の湖水に囲まれたぬかびらの環境は、訪れる人に静かで、豊かな自然を感じさせてくれます。

平成19年に、ぬかびら源泉郷の宿主達が、北海道庁にて「源泉かけ流し宣言」をしました。
温泉の泉質は、ナトリウム・塩化物−炭酸水素塩泉(重曹泉)で、肌が滑らかになるだけでなく、飲用することで胃腸病にも効くといわれています。

湯温が50度から60度と高いため、多少加水している施設もありますが、温泉を循環している宿はありません。
そのため源泉掛け流しの温泉を楽しめる温泉地として、北海道の温泉好きの方々から高く評価されています。

じつは、ここは31年前に、わたしが、工事現場で滞在していた場所でもあります。
スキー場があり、中腹のレストラン建造に携わっていました。
その時に、半年ほど、宿泊していた温泉が、「糠平温泉ホテル」です。

ほんとうにお世話になりました。
当時、道路を挟んで向かえに、うろ覚えですが「ぺろんけ」というスナックがあり、毎晩のように通っていました。
懐かしいです。
鹿肉をはじめて食べたのも、「糠平温泉ホテル」です。

さて、なにをして遊びましょうか?

2.近隣の遊ぶスポット

「ぬかびら」の遊ぶポイントです。

① 温泉・糠平湖・釣り

まずは、泊まって、温泉に入って、ご飯を食べて、くつろいで、遊んで、帰る。
ぜひ、体験してみてください。
季節季節の、地元産の美味しい食材・料理が、楽しめます。

糠平湖では、釣りが楽しめます。
ニジマス・サクラマス・ウグイ・・・
冬季は12月下旬~3月上旬まで、ワカサギが釣れます。

② トンネル・展望台・ダム・タウシュベツ橋

温泉街の東側には、糠平トンネル他、ふたつの巨大なトンネルがあります。
壮大です。
通り抜けると、糠平湖展望台、糠平ダムが出現します。
北海道らしさを、感じられるスケールの大きな空間です。

その中で特におすすめが、タウシュベツ橋です。
この橋は、糠平湖(発電目的のダム湖)が出来たときに放置されてしまった、旧国鉄士幌線のアーチ橋です。
1937年に完成し、以来、糠平湖の水位変動に伴い水没・出現を繰り返し、水と氷の影響で表面や内部に著しい劣化をきたしています。

今にも壊れそうな跨線橋、北海道のとても厳しい自然が作り上げたこの造形をご覧ください。
(注意!季節により水没して見えなくなります。10月〜1月程度)

③ぬかびら源泉郷スキー場

また、ここの温泉街には、「ぬかびら源泉郷スキー場」があります。
寒さも最高、雪質も最高です。
冬に、温泉に入り、スキー場で遊んでください。

もちろん、わたしが施工した、スキー場の中腹にあるレストランも訪れてみてください。

私の部屋の壁に、31年間掲示してあるその時の「竣工写真」です↓
(スキー場の山頂付近から、撮影しました)

レストラン「アリエスカ」です!

④上士幌の気球

さらに、近くの上士幌町は、気球の町で有名です。
夏は、「北海道バルーンフェスティバル」
冬は、「上士幌ウインターバルーンミーティング」が、開催されます。

以前は、体験搭乗も出来て、わたしもここで初めて、気球に搭乗したのですが、今は、一般の人の体験搭乗は、やっていません。
ただ、その規模の大きさは、圧巻で、見るだけでも楽しめます。
北海道で、現在、気球の体験ができるのは、富良野・トマム・ニセコ・十勝川だけのようです。

⑤大雪(たいせつ)の星空

もうひとつ、おすすめが、冬の夜星です。
わたしが初めて見たときは、星の概念が変わりました。

こんなに星って、おおきいの?
こんなに星って、まぶしいの?
こんなに星って、きれいなの?
こんなに星って、たくさんあるの?

ただただ、感動です!
空気が澄んでいて、冷えていて、高所だとこのように見えるのですね!
わたしの北海道おすすめ風景のひとつです。
(他のふたつは、函館の裏夜景・野付半島トドワラ)

それでは、北海道の大自然が楽しめる「ぬかびら」への、経路を紹介します。

3.交通・ルート

札幌から行くルート、旭川から行くルート、帯広から行くルート、それぞれありますので、初めて行く場合は、事前に地図を確認してから行くことをおすすめします。

自動車による、それぞれの町からの、距離と時間です↓
札幌・・・210km、約3時間半
旭川・・・160km、約2時間40分
帯広・・・40km、約1時間10分

周辺には、エゾシカ・キタキツネなどたくさんの野生動物が住んでいます。

わたしは、夜間、道路でとても大きなエゾシカが、仁王立ちであらわれたことが、ありました。
車の運転は、注意が必要でしょう。

また、ガソリンスタンドが近くにないので、事前の給油が必要です。
(一番近いのが、南下した上士幌町にありますが、車で30分程度かかります。)

11月~4月下旬までの期間は、然別湖〜ぬかびら源泉郷区間(幌鹿峠)の道路は、通行止めになります。

東京から来られるルートですと、帯広空港経由がベストではないでしょうか。

レンタカーを借りるのであれば「たびらい」が、全国の大手レンタカー会社のレンタカーを一括検索してお得な格安料金で予約できるので、おすすめです。
また、ここのサイトは、ドライブ旅行をするのに、閲覧するだけでとても楽しくおすすめです。

4.まとめ

とにかく、北海道の大自然に触れることが出来ます。
わたしのおすすめは、夏と冬、2回訪れることです。
それぞれ、温泉に入り、美味しいものを食べて。
タウシュベツ橋と、星空と、気球フェスティバルと、釣りと、スキーを楽しみます。
夏冬それぞれの風景の違いを、充分楽しむことが出来るでしょう。

なんといっても、わたしのおすすめ北海道風景ベスト3に入っているのですから。。。

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